2007/07/22
ドナ・タートの新しい小説が翻訳出版されているのに数日前気づいた。今年の五月発売だった。
ドナ・タートは、『シークレット・ヒストリー』(上・下巻)の著者である。
このブログでも何度か言及したと思う。
アメリカ東部の閉鎖的な大学が舞台で、古代ギリシャ憧憬と選民意識で結ばれたギリシア語ゼミの学生たちが主要人物、彼らのその性質自体が彼らを破壊していく様を劇的に描いた小説で、私はこの小説に幻惑されていた。書き方はオーソドックスなリアリズム小説のもの。選民意識に包まれた高貴な、鼻持ちならない登場人物たちの魅力、崩壊の美しさ無惨さとか、容赦のなさとか。
萩尾望都のgymnasiumものなどがお好きな方にもお薦めか。
ドナ・タートの名前は忘れたことがなかった。『シークレット・ヒストリー』の翻訳出版は1994年だから、私は彼女の小説を13年間待っていたことになる。
で、新しい本はこちら。
『ひそやかな復讐 上 (1)』
『ひそやかな復讐 下 (3)』(何かAMAZONでアフィリエイトリンクを作成すると、上巻には(1)下巻には(3)という文字がついてくる。ストアには上・下巻しか置いてないのだが中巻があるのかと勘ぐってしまう。BK1でも上下巻しかなかったから中巻はないと思うのだが)
まだ読んでいないのですが、どうなんだろう。こういうことは読んでから書いたほうがいいんだろうが、出ているのが嬉しかったので書く。
そのうち引っ越す予定なので本の整理をした。モグラ穴から本を引っ張り出している最中に本の束を抱えたまま最中に穴から転げ落ちて、木箱の角に腕をぶつけて打ち身を作った。
全部の本は持って行けないので、売る本を決めるのである。何を基準に売る/売らないを決めればいいのか。
思い入れのある本、再読する予定の本、資料的な本はまあ持って行く。
読み返す予定もなく何が書いてあったかも忘れてしまったが、ずっと昔から持っていて、なんか、これがないと私の本棚ではないような気がする、とかいう理由で売らない本に選んだりもする。この本とか。
『ロックの「新しい波」―パンクからネオ・ダダまで』
古本屋さんが車で取りに来て、車が路上でエンストして、JAFを呼んだ。
それから、個人情報の書かれた紙を鉄缶に入れて燃やした。近所の方が、ゴミ捨て場のゴミをコレクションしているのだ。燃やすのが段々楽しくなって、ココヤシの実とかを燃やそうとしたら、風が激しくなり、炎がばんばん上がり、危険な感じになってきたので水を掛けて消火した。
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